第10回南・中央アジア生物圏保存地域ネットワーク会議(インド、2023年11月1-3日)

From Ridge to Reef「陸海連環」をテーマとした第10回南・中央アジア生物圏保存地域ネットワーク会議(SACAM)が、2023年11月1日から3日までインドのチェンナイで開催されました。この会議は、自然保護、気候回復力、自然と共生する人々に貢献する責任と意志を持つことを念頭に、平和と参加メンバー国および民間の良好な関係に貢献することを目的としています。

第 10 回 SACAM はまた、南アジアと中央アジアを超えて世界の南と北から生物圏保存地域の関係者を集め、経験、課題、アイデア、ベストプラクティスを国連機関を含む幅広い国際規模で共有できるようにすることも目的としました。

会議では、テーマ別のグループワークも行われたため、同様の関心を持つ関係者が共同してテーマ別の期待される結果を達成することができました。アイデアを共有し、協力し、成果と課題を共有し、2025年に中国で開催される第5回生物圏保存地域世界会議への参加に備えることが奨励されました。このイベントにより、財団と民間部門は社会的および環境的取り組みを強化でき、コミュニティのサポート、そして長期的なパートナーシップの形成るようになります。パートナーは、人々の幸福を念頭に置き、生態系の保全、修復、科学的研究と監視に関する各自の活動を改善する最善の方法について話し合いました。

松田裕之教授もこの会議に参加し、From Minakami Water Source Forest to Tokyo Bay(みなかみ水源林から東京湾へ)と題する講演を行い、From Ridge to Reef(陸海連環)の主題に即して水源林の生態系サービスへの支払いがEBRoSSの主題であるとの説明を行いました。後から発表資料が欲しいという参加者が複数いたりしたなど、反響があったようです。