IUCN CPSG (国際自然保護連合保全計画専門家グループ), 日本自然保護協会、四国自然史研究センター、日本クマネットワークなどが企画した「しこくまワークショップ」(保全計画づくりワークショップ)が徳島県那賀町にて開催され、松田裕之教授を含む80名余が参加し、絶滅危惧個体群である四国のツキノワグマの保全と人間との共存の在り方を議論しました。IUCN専門家から個体群存続可能性分析(PVA)を用いた絶滅リスク評価が現在の個体数、自然増加率、環境収容力、人為死亡率などのシナリオを変えて説明されました。定量的リスク評価を環境団体が実施したこと、その前提となるシナリオと保全目標を参加者の熟議によって絞り込んでいきました。今後、日本でも、定量的なリスク評価に基づく環境影響評価や野生動物管理が普及していくことが期待されます。

